プレオープンは最高の集客のチャンス

【プレオープンは一日だけとは限らない】

 

プレオープンこそ、最高の集客のチャンスです。

唯一、お店側からお客様に「いらしてください!」とお願いのできる日。

そんなプレオープンを1日で終われせては勿体ない。

 

1日目:ご近所様

2日目:開業関係者様

3日目:友人など

 

ご招待するお客様のカテゴリーを分類し、それぞれにプレオープンを行う。

通常1万円のコースを5千円で提供するくらいのお値打ち価格をプレオープンの目玉にし、

まずはお店を知ってもらう。(原価の割らない範囲内での提供)

そして、プレオープンに来て頂いたお客様へのご意見をしっかり聞く。

アンケートでも良いでしょう。

どんな業種、どんな世代、どんな層の方が、どういう意見や感想を持つかのリサーチも忘れずに行います。

 

【プレオープンのお見送りの際に、必ずやっていただきたいこと】

プレオープンに来て頂いたお客様をお見送りする際に、必ず言っていただきたい言葉があります。

「感謝の気持ち」「実際にオープンしてからもいらしてください」

この2つは必ず言ってください。

この日のお客様には、店側から指定した日・指定した時間にいらしていただいている。

お客様の貴重な時間を頂いているのですから、感謝の気持ちをしっかり伝えてください。

 

それから、もうひとつ重要なのは、本当のお客様になっていただくこと。

実際にオープンしてからも、必ずご来店いただけるように

プレオープンにいらしていただいたお客様限定のサービスチケットなど配るのも良いかも知れません。

確実に次回につなげる為の策も練っておきましょう。

 

【実際にあったプレオープンの模様】

 

では最近、私の家の近所にオープンしたカフェのプレオープンの様子を少しお話させていただきます。

 

【物件概要】

立地は駅から徒歩10分の住宅街。

メインの商店街からは少し離れた場所ですが、観光地化した町なので日中の人通りはそこそこ。

店舗は県道沿いの角地で、広さは10坪程度。

狭いながらにも角地を利用し、店の一角をコーヒーのテイクアウトスペースに活用している。

 

 

いざ、プレオープン

1日目:土曜日ランチ 友人を思われるお客様で賑わう

土曜日ディナー 開業関係者

 

2日目:日曜日ランチ 近所の主婦

日曜日ディナー サラリーマやOL(地元の方々)

 

おそらく今回のプレオープンの集客のメインはご近所さん。

 

一日目、人通りの多い土曜の昼間に、一番気が知れた友人に盛り上げていただき、お店の宣伝をしていただく。

2日目のプレオープンに招待しているご近所さまに、必ず来店していただく為の【プレオープンのためのプレオープン】

 

このように『プレオープンでのターゲットをどこに持っていくか』ということも重要な集客のポイントになります。

 

 

【プレオープンこそ最高の宣伝】

プレオープンこそ最高の宣伝です。

来店してくださったお客様に最高のおもてなしをして、お店の良さを充分に伝えられるチャンスです。

また、プレオープンは通常営業と違い、お客様としてはちょっとしたお祭り感覚もあるので、

プラス要素を受け入れやすい環境でもあります。

是非、最高のプレオープンを全力で挑んでみてください。

これからプレオープンを迎える皆様にプレオープンの活用を参考にしていただけたらと思います。

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中込 絵麻

中込 絵麻

調理師
1975年生まれ 東京都世田谷区出身 子供の頃から、飲食店の経営者であった父に憧れ、高校卒業と同時に調理師免許を取得するが、もうひとつの捨てられなかった夢「建築士」を目指し建築学科へと進学。 卒業後は内装設計会社へ就職し、設計~施工管理を担当する。 飲食店、病院、エステティックサロン、オフィス、住宅等を手掛ける。 手掛けた店舗の中には十数年経つ現在も売上をのばし続け繁盛店もあれば、オープンして数年後店舗の前を通ったら違う店舗になっていたという悲しい経験もあります。 夢を形にする幸せをお客様と共感したい。その幸せの形を継続させたい。 そんな強い思いの中、数々の経営者をサポートしてきた会計のプロである当事務所の代表税理士である中野克美と出会いなにか飲食店の皆様のお手伝いが出来ないだろうかと、このプロジェクトを立ち上げました。
中込 絵麻

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